こんにちは。普段はプライベートネイルサロンのオーナー兼ネイリスト、市民ライターのツルダです。
今回は、ドローンのことをあまり知らない方に向けた記事を書くために、伊万里市中心商店街にある「伊万里まちなか一番館」2階の「PORTO3316」で開催された、ビジップ株式会社主催の『ドローン勉強会』に参加してきました。
参加者はドローンをすでに持っているという方から、今後購入を考えている方、「興味があったので」と、気軽な感じの方など様々。
はじめに、総務省の地域情報化アドバイザーでもあるナレッジネットワーク代表取締役の森戸裕一氏よりあいさつ。
「伊万里で20人のドローンパイロットが生まれれば、伊万里のあちらこちらでドローン撮影をし、伊万里の情報を発信することができます。
そうすると伊万里のまちの見え方が違ってくるんじゃないかと思っています!これからの1年間で20人のドローンパイロット育成を目指したい!」
と、この『ドローン勉強会』の主旨を熱く語られました。
また、伊万里市職員の方は、伊万里市としてこれからのドローン活用について次のように述べられました。
「公共の道路や橋の管理に大きなコストが発生する。道路や橋の調査・点検などに活用し、コスト削減に役立てたい。また、伊万里市のイベントを撮影し、観光情報発信にも活かせると考えている。」
このように、ドローンには様々な可能性があるようです。この可能性を広く最大限に活かすには、ドローンについてよく学び、知ることが一番。
「ドローン買うてみたばってん、どがんやって飛ばせばいいと?ルールのあると?」「まずは勉強会ば先にしましょう!」ということで、勉強会開催の運びとなりました。
ドローンとは、いわゆる無人航空機のこと
雄蜂を意味する単語でもあり、雄蜂の羽音のようにブーンと唸るような持続的低音を発しながら飛ぶ無人航空機を、ドローンと呼ぶようになったそうです。
本体から伸びる4つの回転羽(プロペラ)が対角線上で右回りと左回りに回転することで、ヘリコプターのように宙に浮きます。リモコンによって自由に操縦することもできます。
そんなドローンには色々な用途があります。
- 素晴らしい景色を鳥の視点から滑らかに撮る空撮
- ドローンが隊列を組み飛行するドローンアート
- 海外では億越えの賞金を懸けたドローンレース(エンターテイメント)
- 農業では農薬散布、建築・土木では3D測量
- 昨今の災害にも大きな実績を残す、被害状況調査
運送・配送業界でも新たなサービスや人件費問題解決などに注目されており、テレビ番組やニュースでもよく取り上げられています。
ドローンについて学び、ドローンを飛ばす操作体験も実施
勉強会は、「ドローンとは」に始まり、ルールを知る「ドローン関連の法律」、トラブルを知る「墜落防止策」、操縦方法を知る「トイドローンの操縦体験」もありました。
操縦体験では、直径約15㎝2000円台のトイドローンと、直径約30㎝1万円台のドローンを参加者が交代で操縦。
講師からは「小さなトイドローンは値段も安く手に入れやすい。最小限の機能しかないが割と丈夫で、操縦の練習にはもってこいですよ」と説明があったのですが、コレがなかなか難しい。
体験した参加者からは「ラジコンより難しい」「聞くのと触るのでは大違い」との声が聞かれましたが、主催者の説明によると、1時間くらいあればホバリング(静止して滞空する)ができるようになるということでした。
1万円のドローンは、機能も増えホバリングも容易くなり、急にドローンパイロットになった気分になれるようで「1万円イイね〜」とウキウキした声も上がっていました。
勉強会の終わりには、ドローン欲しい!購入するぞ!という声も上がっており、既にドローンを持っている参加者は「地域の活性化に利用したい!」など、夢を語っていらっしゃいました。
ゲスト参加の九州ドローン推進協会の白石さん云く、ドローンに関する法律などは、年々めまぐるしく変わっており、常にアンテナを張って勉強しなければならない状況だそうです。
『ドローン勉強会』は今後も全国各地で開催される予定で、初心者から上級者までレベルに合った内容が計画されています。
すでに伊万里では、何度かドローンイベントも開催されています。ドローンに興味が湧いた方は、是非参加されてみてはいかがでしょうか。
(文:鶴田 構成:平野)
【参考リンク】
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